日本生産性本部の調査「労働生産性の国際比較」によると、日本の労働生産性(就業者1人当たり名目付加価値)は、1970年以降、一貫して主要先進7ヵ国の最下位である。では、生産性を向上させるためには、具体的に何をすればいいのだろうか?本書の著者は、労働生産性の中でも、ビジネスパーソン、プロフェッショナルと呼ばれる人々による「知的生産」に着目。「知的生産の本質とは何か」を探り続け、優れた知的生産に共通するキーワードとして「イシュー」に辿り着く。
本書では、真に解決すべき課題、すなわち「イシュー度」の高い問題を絞り込み解決していくという「知的生産の技法」を紹介、時間をムダにせずに高い成果を上げるための本質的な考え方について論じている。
著者は現在、ヤフー株式会社チーフストラテジーオフィサー(CSO)。脳神経科学の学位(Ph.D.)を有し、長らくマッキンゼー・アンド・カンパニーにてコンサルタントとして活躍していた。